創立50周年記念誌「街づくりと暮らしの創造企業」へ
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「西部ガス興商株式会社」に商号変更1982(昭和57)年10月1日 1982(昭和57)年10月、西部ガス興産は、経営効率化・事業規模拡大・業務内容の多角化を図ることを目的として、遊休地を活用した新たな施設の建設、管理・運営など業務内容が重複していた西部ガス不動産を吸収合併。西部ガスの子会社になると同時に、商号を「西部ガス興商株式会社」(代表取締役社長:和智午郎、資本金1億3,000万円)に変更した。 これを機にガス事業の裾野を広げる役割を担うグループの“先頭部隊”として生まれ変わった西部ガス興商は、あえて自らの守備範囲を小さく限定せず、「総合生活産業」の一翼を担うものであればどのようなことでも挑戦するという経営方針のもと、さまざまな事業展開を図っていく。「ニシコー物流センター」竣工(同日営業を開始)1983(昭和58)年5月9日 1983(昭和58)年、西部ガス興商は、福岡県糟屋郡新宮町的野に「ニシコー物流センター」を新設し、西部ガスグループが取り扱う都市ガス用機器とガス導管および配管用機材の物流業務を一括して受託した。 西部ガスでは、福岡・北九州・熊本・長崎・佐世保の各支店で保有していた倉庫がこの一箇所に統合されたことで、物流部門の業務が全面的に軽量化された。また、145社ものメーカーからセンターに納品される製品および工事材料は、配送車によって各事業所やリビングメイト・指定販売店などへの直接配送が可能となり、西部ガスでは資材部門の物流配送機能が不要になるなど、この施設はグループ全体にとっても大きな合理化のメリットを生み出した。「ニシコーインテリア販売株式会社」設立1984(昭和59)年3月5日 1984(昭和59)年、西部ガス興商は事業の幅を広げるため、オフィス家具や事務用機器・OA機器、インテリア製品、文具の販売などを行う子会社「ニシコーインテリア販売株式会社」(代表取締役社長:池松信行、資本金500万円、本社:福岡市中央区警固2丁目12番19号)を設立する。 それまでは、不動産事業におけるビル・店舗の建設および改修に絡んで発生するオフィス家具や事務用機器の納入、内装工事などは全て外部へHistory革新し続ける50年の歴史基盤構築期日本経済が安定成長期に入ったこの時代、西部ガスは、経営改革の手をゆるめることなく、エネルギー間の競合激化や高齢化の進行、消費者の価値観の多様化など企業を取り巻く社会環境の変化に対応していくため、「食」「住」「遊」を事業領域とする「総合生活産業」を標榜する。本業のガスを基盤としながら、グループ企業が一体となって“より次元の高い快適な暮らし”を地域に提案していくというコンセプトのもと、「西部ガス興商株式会社」(略称:ニシコー)は、21世紀に向けてグループの事業展開の中核を担う存在となっていく。198219951982(昭和57)6.23東北新幹線開業(大宮̶盛岡間)8.20本社移転福岡市中央区警固2丁目12番25号10.1「西部ガス興産株式会社」が「西部ガス不動産株式会社」を吸収合併「西部ガス興商株式会社」に商号変更資本金:1億3,000万円代表取締役社長:和智午郎11.15上越新幹線開業(大宮̶新潟間)1983(昭和58)3.-北九州、熊本、長崎、佐世保に営業所を開設4.15東京ディズニーランド開園5.9「ニシコー物流センター」竣工(同日営業を開始)10.3三宅島、21年ぶりに大噴火1984(昭和59)3.5「ニシコーインテリア販売株式会社」設立資本金:500万円本社:福岡市中央区警固2丁目12番19号代表取締役社長:池松信行4.21本社移転福岡市中央区警固2丁目2番23号ニシコー物流センター20

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